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『図書館情報学の地平:50のキーワード』

                      三浦逸雄 監修,根本彰ほか 編集
             日本図書館協会,2005年3月,353p,2835円.


図書館をめぐる50のキーワードについて,専門の研究者が最新動向を分かりやすく解説しています。研究者による図書館情報学の「読み物」として,これまでにないタイプの本ができました。初学者から図書館職員・研究者まで,幅広くお楽しみ頂けます。


図書館情報学:そのパラダイムをどこに定めるか(三浦逸雄).....1

メディア
 
    ・ 本:
世界をカバンに入れて(影浦峡).....11
    ・ レファレンスツール
(参考図書):確かに「調べもの」のための本ではあるが‥‥(小田光宏).....18
    ・ 学術雑誌:
その誕生から現在までを振り返る(三浦太郎).....24
    ・ マスメディア:
受け手から発信者への転換をめざして(吉田右子).....31
    ・ マルチメディアアーカイビング:
文明の記録が読み出せなくなる日(根本彰).....37
    ・ 電子出版:
紙メディアと電子メディアとの関係,そして図書館の機能(松山巌).....42
    ・ 感性情報:
さらなる情報を求めて(海野敏).....48

情報検索・情報処理
 
    ・ 情報組織化:
識別・代替・構造化(海野敏).....57
    ・ サーチエンジン:
情報組織化のコペルニクス的転換(海野敏).....65
    ・ コンテンツ管理技術:
CMSで図書館サイトの更新も楽々?(福田求).....71
    ・ 書誌ユーティリティ:
シェアドカタロギングがもたらしたもの(芳鐘冬樹).....77
    ・ 識別子:
メディアのID番号(下村陽子).....82
    ・ 全文検索:
日本語データベースの新しいスタンダード(野末俊比古,辻慶太).....88
    ・ データマイニング:
知識獲得をめざして(鈴木志元).....95
    ・ テキストマイニング・ウェブマイニング:
ゴミの山からの脱却をめざして(鈴木志元).....101
    ・ デジタルデータ:
情報の新たな担い手(常盤繁).....108
    ・ コーパス:
来たるコーパス図書館学の時代(辻慶太).....114
    ・ シソーラス:
さまざまな可能性を秘めた語彙ネットワーク(辻慶太).....119
    ・ ビブリオメトリクス:
何を数えるか,何のために数えるか(芳鐘冬樹).....125

     <コラム> 中国におけるデジタル図書館の動向
(李常慶).....131

学術・教育
 
    ・ 生涯学習:
「道楽」を「ライフワーク」にしようじゃないか(朝比奈大作).....139
    ・ e ラーニング:
新たな図書館サービスの契機(影浦峡,辻慶太).....146
    ・ 教育改革:
高等教育の改革と大学図書館(福永智子).....152
    ・ 大学:
日本とアメリカで学部学生が学ぶこと(三浦太郎).....157
    ・ リカレント教育:
今早急に求められる図書館専門職の質的向上(宮部頼子).....164
    ・ カリキュラム
(図書館の関与):資料の整備・提供から情報リテラシー教育へ(堀川照代).....171
    ・ 情報教育:
学校図書館の未来を決める重要な一要素(中村百合子).....177
    ・ 総合的な学習の時間:
学校カリキュラムの再編と学校図書館(中村百合子).....183
 
図書館
 
    ・ 図書館:
印刷された紙の果てしなき繁茂(影浦峡).....189
    ・ 電子図書館:
世界の記憶装置に向けた過渡的システム(影浦峡,辻慶太).....195
    ・ コレクション:
知は共同所有できるか(根本彰).....201
    ・ ナレッジマネジメント:
図書館における「情報」と「知識」(野末俊比古).....207
    ・ レファレンスサービス:
デジタル時代の人的サービスの意義(斎藤泰則).....212
    ・ 多文化サービス:
図書館とは多文化な存在である(小林卓).....218
    ・ 障害者サービス:
図書館サービスの未来を切りひらく(小林卓).....223
    ・ 乳幼児サービス:
本を読み始める前の子どもたちに(岩崎れい).....228
    ・ 司書:
現状と問題点(薬袋秀樹).....234
    ・ 司書教諭:
学校図書館活用を推進するコーディネータ(堀川照代).....240
    ・ 図書館ボランティア:
異文化を学びあう(吉田右子).....245
    ・ 図書館協議会:
住民と図書館を結ぶもの(平野英俊).....250
    ・ 図書館経営:
疑うべきは常識か(小田光宏).....257
    ・ 図書館コンソーシアム:
図書館相互協力の更なる可能性(宮部頼子).....263
    ・ 図書館PR:
一般市民への図書館のPR(阪田蓉子).....269

     <コラム> 韓国の図書館情報学の新しい動向
(゙在順).....275

社会
 
    ・ 情報リテラシー:
デジタルデバイドとの関わりを改めて考える(野末俊比古).....281
    ・ 情報政策:
「願い」はいかにして「現実」となるか(古賀崇).....287
    ・ 政府情報:
インターネットが変える統治と参加の記録(古賀崇).....294
    ・ 知的財産権
(著作権を中心に):誰のための「知」か(古賀崇).....302
    ・ 公貸権:
日本での導入論について(森智彦).....308
    ・ 利用者:
図書館が未利用者に歩み寄る日(福永智子).....315
    ・ 情報探索・利用行動:
情報要求との関係を中心に(斎藤泰則).....321
    ・ 子どもの読書:
本を読むのは「誰」のためか(岩崎れい).....326

図書館情報学を学ぶための文献案内
(根本彰).....331


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